建築大好きオジサンの覚書

55才からの迷わないマンションリフォーム

都心の一等地のリノベ―ション物件:施主の譲れないポイント8つの特徴

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前回、ステキなリノベーション済み物件を見て、リフォームへの期待がむくむく上昇中です。今回はあの都心の一等地の有名マンション群のリノベーション物件にお邪魔しました  

 前回、ボクの同期の母君のスタイリッシュなお宅へ伺いましたが、今回はしろくま奥さまの仲良しさんからのお誘いです。

彼女のご実家だった物件ですが、お父上が亡くなられてもう誰もお住まいではないということで、リノベーションされるそうです。

キレイになったマンションには、今度はご自分達が住まわれる予定だとか。子ども達も巣立った今、もともとのご実家に戻られるという感じですね。

現在お住まいの一軒家の方もリフォームして賃貸に出されるというお話でした。なるほどなるほど。

 かの有名マンション群はこんなにスゴイところ

しろくま奥さまやボクが大学在学中からこの有名なマンション群の工事が始まりました。

大きな病院のある施設を壊した後、大手デベロッパー各社が協力してこの都内の一等地の大規模開発を始めたのをよく覚えています。当時、駅から結構距離もあるのに、こんな価格で物件が飛ぶように売れるのかと、庶民のしろくまダンナはくらくらしました。

新入社員だったしろくま奥さまとボクが、デートでこのマンション群の近くのレストランに寄った時、庶民のボクはこんなこと言ってしまいした。

「ここって駅から結構歩くし、駅横には高級スーパーがあるけれど、日常の買い物に不便だよね」

まだボクの奥様ではなかったしろくま嬢は、ニッコリして

「歩くヒトは買わないのよ、きっと、ここは」

ひゃー、庶民のコメント、失礼いたしました。そうでしょう、そうでしょう。お車付で、食材も配達かお手伝いさんがお求めになる方々ですよね、ここに住まわれるのは。

あれから30年。今では木も大きく茂って素晴らしい街並みですが、当時はここまでのビンテージ物件になるとは思いもよらなかったです。

販売時、美しいお姉さま方が常駐する棟があるというのも斬新でした。今でいう「コンシェルジュ・スタイル」の先掛けでした。

しろくま奥さまのお友達のご実家は勤め人でいらっしゃいましたが、入居当時は芸能人もたくさん見かけたそうです。

高級物件の今どきリノベーションの8つの特徴

リノベーションが終わって引き渡されたばかりのガランとしたお宅へ伺いました。

このマンション群は規約で床がカーペットしか許されない部分が多いので、最近流行りの床材がリビングには使えないそうです。

でも、ハイセンスなリノベが得意技の小さいリフォーム会社が、リノベーションが終わった物件のオープンハウスをよくしているそうで、「そのスタイルがステキなのよ。キッチンとかに無垢材が使われてて。そこに施工をお願いしたの」というお話でした。

さて、年代を感じる重い玄関ドアを開けて案内された室内は・・・ワンダーランドでした!

入ってすぐ、ステキなニッチが目を引きます。お高い花瓶や置物やが飾られるのでしょう、とてもスタイリッシュな空間でした。ピンホールの照明がそのニッチを照らして、ホテルの一室のようなムードがあります。

壁は落ち着いた色味の珪藻土。これ、人気の素材ですよね。絨毯の淡いベージュとの相性が際立ちます。

キッチンの壁も同じ珪藻土。キッチンの床は大人気ヘリンボーン張りの無垢材が。海外のハウスキーピング系雑誌に掲載されているお宅のようです。

お友達の一番のオシもこのヘリンボーン張りの無垢材でした。

「ここの床材の張り方とかホントにステキでしょう。この会社の職人さんの腕はピカイチなの」

なるほど、無垢の床の色合いと組み方がが華やかで、映画に出てくるゴージャスなお宅のようです。

さらにキッチンのシンク上部のタイルはイタリア製とのことでした。凹凸のあるステキな風合いが、ハイクオリティーのキッチン・カウンターともぴったりです。

各部屋には造り付けの家具が品よくアレンジされていました。家具職人の技が光る飾り棚には、大きなテレビも置けそうです。

照明はすべてがダウンライト。必要に応じて、照明の向きを変えられる「ユニバーサル」なダウンライトの照明器具がまたなんともいえないアニュイな雰囲気をかもし出しています。

各所にはフロアスタンドを配置するご予定だそうで、「それもコーディネーターに頼んで選んでもらっているのよ」

素晴らしいリノベーションに感激の一日でした。忘れないうちにお施主様がおっしゃっていた8つの特徴をまとめましょう。

  1. 玄関回りには飾れるスペース(ニッチ)
  2. ニッチを照らすおしゃれなピンホールの照明器具
  3. 壁はもちろん珪藻土
  4. 淡いベージュのふかふか絨毯
  5. キッチン床にはヘリンボーン張りの無垢材
  6. キッチン設備とシンク上部のタイルがハイクオリティ
  7. 照明は基本ユニバーサルのダウンライト
  8. ハイセンスな造り付け家具

まとめに代えて:庶民のボクがうらやむビンテージ・マンションのリノベ

素晴らしいお宅でした。海外の雑誌から飛び出したような高級マンションのリノベーションでした。いい目の保養でした。

帰り道、しろくま奥さまと「ああだった」「こうだった」と盛り上がりました。勢いあまって、ついつい庶民のボクが、

「あの珪藻土の壁ってキッチンの油汚れが飛ぶと拭けないよね。無垢材の床に水がたれないかな。シンク上のタイルの凹凸は掃除が大変そう」

ってコメントすると、しろくま奥さまは

「キッチンではたぶんコーヒー淹れたりスムージー作ったりするくらいよ」

ああ、ホントすみません、そうだった、そうだった、つい庶民の眼差しで迂闊な感想を言ってしまいました。ボクとは違うんでした。

で、並木道を下って駅まで歩きながら、ボクは思わず

「ああいう所に住みたかったかな?」

って恐る恐るしろくま奥さまに聞いてしまいました。住みたかったと言われたところで住めるはずもないのにです。しろくま奥さまは

「大丈夫、運転手付きでないヒトはここには住めないわ。自分で食材持って駅から歩くヒトはここは買っちゃダメなの」

と30年前と同じようにニッコリ笑ってくれました。

ボクは若かった頃デートしたレストランに電話して、ランチを予約しました。ちょっとだけ高くついた都心の一等地マンション見学会でした