建築大好きオジサンの覚書

55才からの迷わないマンションリフォーム

施主側から見た知人の建築士にリフォームを依頼するメリット・デメリット

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前回、高級マンションのリノベーション現場のすばらしさに衝撃を受けて、しばらく立ち直れませんでした。今回はボクらが住むマンションのリフォーム済みお部屋に伺いました  

 竣工から15年、そろそろしろくまファミリーの住むマンションでもリノベーションされるお宅が目立ってきました。

マンション前にお風呂入った段ボール箱が並んでいたり、壁紙に糊を張る機械を見かけたりします。

 お声を掛けてもらったのは、同じマンションのしろくま奥さまの知り合いのお宅です。現在お一人でお住まいです。

壁をとっぱらって広々としたワンフロアに。家具もほぼすべてを造り付けにして、シンプルに暮らされていました。

 知人の建築士にリフォーム工事を頼むメリット

「地震があっても大丈夫な家に」というのが、今回のリフォームのコンセプトだったそうです。

もともとお持ちだった家具はリフォームの折に出来るだけ処分して、地震があっても心配ない造り付けにしたそうです。

「設計と施工管理は、女子大時代のお友達の2級建築士に頼んだの」

なるほど、女性ならでは配慮が満載のお宅でした。

リビングのカーテンの上部には「バランス」と呼ばれるホテルでよく見る飾りが付いてゴージャスでした。

マンション備え付けの味気ないプラスチックの空気穴カバーがオシャレな木製に変わっていたり、職人が作ったアーチ型の入り口があったり、細かいところの造りが他とは違う、こだわりのお宅です。

こんなスタイリッシュな出来栄えになるとは、やはりお知り合いの建築士さんに依頼されてこそですね。

知人の建築士にリフォーム工事を頼むデメリット1:希望が伝えにくい

ただご本人はこの素晴らしい出来栄えにも関わらず、ちょっと口ごもっていらっしゃいました

「知り合いだとあまり強く意見が言えなくて。今になって、『ああいえばよかった』『こうしてもらった方が良かった』『もっと強く言ってお願いすればよかった』って思うのよ」

とおっしゃっていました。なるほど、確かにお知り合いだとズケズケ言うのははばかられますね

知人の建築士にリフォーム工事を頼むデメリット2:費用がかさむ

でも、知り合いなら費用面はだいぶお勉強していただいたのではと思いきや

「そう思うでしょ?プライベートはプライベート、仕事は仕事って言われちゃって」

ま、でも、かえってその方がいいのでは?

「でもね、個人で請け負ってくださったでしょ、だから後から契約書を頂いちゃて『設計・施工管理料はこれくらい』とかおっしゃるから」

「ほら、施工管理料って、最近、全体の額じゃなくて広さによって決まるらしいのよ。知ってたら、もう少しリフォームする場所を見直したんだけど・・・」 

確かに、お知り合いの2級建築士さんの言うとおり、全体の金額の10%とかで設計・施工管理料を設定していたら、お施主様の要望に応えて減額した場合、自らの取り分が減るという、その理不尽さは理解できます。それはそうでしょうとも。

でも、最初にきちんと文書で金額まで提示して欲しかったとおっしゃるのも分かります。

「そもそも『相見積もりなどは取らないで』ってことだったのよ。『私の設計は私しか出来ないから、相見積もりを取りたいなら大手のリフォーム会社にお願いして』って」

なるほど2級建築士さんの自信がうかがいしれます。

「せっかく作って頂いたんだけど、なんだか今は疎遠になっちゃって」

それはとても残念なことに・・・

まとめ:メリット・デメリットを理解して知人にリフォーム工事を頼もう

 お話伺って、ボクは、「知り合いベース」の工事依頼はよく考えてからにしようと心に決めました。

家に戻って、ボクは建築分野に進んだ同級生の連中の顔を思い浮かべました。

うーん・・・彼らにしろくまファミリーの小さいマンションをリノベしてくださいってお願いするでしょうか?・・・ぶるぶる、とても無理そうです。

いい奴らですが、個性が強くてスタイリッシュで。そんな連中がそもそもボンクラのボクの小さいマンションなんかリフォームしてくれるはずもないです。

でも、よくテレビで「知り合いの建築士さんにお願いしました」的な企画があるから、成功しているケースは沢山あるんでしょうね、きっと。

気が弱いしろくまダンナは、人間関係まで破綻するという思いもよらぬ結末に、リフォームをどこにお願いするかが本当に難しいことをあらためて悟ったのでした