建築大好きオジサンの覚書

55才からの迷わないマンションリフォーム

ボクはこんなマンションに住んできた:アメリカ東海岸編

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ふたたびのエセ立花隆です。これまで住んだマンションを総括して、ボクの中の理想のマンション像を探しています。今回の振り返りはアメリカ編です。東海岸のコンドミニアムを紹介します。

 前回のアジアのマンションは南国ゆえの「掃除」がポイントで、毎日毎日メイドさんがモップで拭きあげる床がピカピカになっていました。

一方、アメリカはなんというか、文明の利器がいっぱいで、なおかつ、ちょっとガサツでびっくりするようなこともしょっちゅうでした。

 アメリカはDIYの国:安くて見栄えのいい家具は基本へなへな

東海岸には二か所住んだことがあります。留学していた時は何人かでコンドミニアムをシェアしていました。もう一回は駐在した折で、しろくまファミリーも一緒でした。いずれも大都市からちょっとだけ離れた郊外に住んでいました。

二回とも家具は付いていなかったので、コンドミニアムのガレージセールでタダ同然でもらってくるか、自分でモールの家具屋に行ったり、今日本でも流行っている黄色いロゴの家具会社に寄ってバラバラになっている家具を買って組み立てました。結構見栄えの良さそうな家具でも、そんなわけで素人が組み立てているので実はガタガタでした。もちろん、お金に余裕のある層は立派な家具はいくらでも買えたのでしょうが、しろくまダンナが払える値段の家具はへなへなでした。中産階級が行くモールにある家具屋はいずれもそんな感じでした。

文明の利器がいっぱい:米国東海岸のコンドミニアムの装備家電

コンドミの設備で印象的だったのは、キッチンの換気扇のダクトが室内を向いているという、恐るべき設計でした。ゼロから食材を買ってきて料理するのは向いていないです。でも、ゴミのディスポーザーはついていました。うっかりスプーンとかも回してしまって、いくつダメにしてしまったことやら。

食洗器やオーブンは当時から巨大で、子豚くらいならそのまますっぽり入ってしまいそうでした。食洗器の音がすごくて、回すと毎回「大丈夫か、これは」ってウィーーーンという音が室内中に響きました。冷蔵庫は二度とも備え付けのがあって、ものすごく大きかったです。何しろ、冷凍庫にはバケツのようなアイスクリームの巨大パックが必需品らしいので、それがいくつも入る大きさでした。

洗濯機と乾燥機もついていたので、当時ボクは文明を感じました。室内にまったく洗濯物を干すスペースがないから、何でもかんでもポンポン洗濯機と乾燥機に入れて回すわけです。当初、下着もタオルもふきんもバスルームのマットでさえ全部一緒に回すルームメイトに衝撃を受けましたが、「だってすごい熱くして乾燥するんだから、問題ないよ」って理詰めで言われて納得しました。そうかも。すべて一緒でいいのかも、洗濯って。

ただ、帰国して洗濯乾燥機を買った時に知りましたが、日本じゃアメリカみたいに高温では洗濯乾燥は出来ないらしいです。配管パイプの問題なのかな。あ、だからアメリカ時代ってタオルが臭くなることなんてなかったわけか。しっかり滅菌されていたってことですよね、あれって。

アメリカのコンドミのメンテナンスしやすいペンキ壁と絨毯がアダになる

内装は基本的に絨毯とペンキ壁でした。絨毯って、ゴミがいくらあっても分からないです。怖い怖い。ちょっと子どもがハイハイなんかしたら、服がほこりだらけで慌てたことがあります。

キッチンとか水回りはタイルでした。お皿を落としたらタイルの床なのでこなごなです。

壁はすべてペンキでした。アジアは真っ白でしたが、アメリカ時代のコンドミニアムを思い出すとクリーム色のペンキだったような記憶があります。ドアとかも全部ペンキを塗り直していたので、分厚くなったドアはちょっとした加減で閉まらなくなってしまったり、開かなくなってしまったり、まぁなんというか、おおざっぱでした。

一度下のお宅の玄関ドアがびくとも動かなくなってしまって、コンドミニアムのスタッフから、ボクらの部屋から下のベランダに降りて、そのお宅のベランダの窓から入って下のお部屋の玄関を開けたいんだけど、行ってもいいかと連絡がきました。ええっと、いいですけれど・・・ここ、15階ですけれど、だ、だいじょうぶですかね?スパイダーマンですか?って固唾をのんで見守りましたが、メンテナンスのスタッフはひょいってベランダを超えて(おおおお・・・15階のベランダです)なんなく下のベランダへ着地。無事に下の部屋のドアは開いたようです。そうして、飛び降りる様子を子どもが興味しんしんで見ていたので、「あれはやっちゃいけない」と説明するのが大変でした。

スタッフいわく、「そもそも、ベランダには出ちゃだめだよ、普通は」って、「え??!」ってなりました。「ベランダは過重に耐えられない」

ええええええ~知らなかったです。早く言ってよ、それ。ボクらは夕方になるとよく夕日に照らされるシティをベランダから見ては、アメリカを感じていたんです。まさかそれが死と隣り合わせの状況だったとは。

また、ある時は、ちょっとした加減でしろくまファミリーの部屋の室内のドアが傾いて閉まらなくなってしまいました。どうやら昼間に子どもの友達が遊びにきてかくれんぼをしたらくし、ドアにぶら下がったんだとか。メンテナンスに連絡すると「ハイハイ」って、すぐににこやかなおじさんが来てくれました。しばらくしてから、想定外の音がするのでちらっと覗くと、ドアの蝶番を締め直したり交換するんじゃくて、おじさん、チェーンソーでドアを切ってました。ドアの枠にはまるように。オオマイゴッ!

アメリカ東海岸編まとめ:ワイルドになんでも力技で解決

コンドミニアムの設備でもなんでも、アメリカって力技で無理無理解決するって印象でした。アメリカそのものの進む姿に重なりますね

家具も自分でがっつり組み立てて、不具合があったら構造を本質的に理解するより、当座のことが解決できればいいや。15階であれ飛び降りて、のこぎりでドアは切って・・・って。

今思い出してもワイルドですね、ホント。でも、別に誰にも迷惑を掛けているわけでもなし、これはこれでいいのかなって思います。こういう生き様もいいですよね、ワイルドだぜ~(もう流行ってないけれど)