建築大好きオジサンの覚書

55才からの迷わないマンションリフォーム

おすすめビルトイン食洗機:幅60㎝フロントオープン式食洗機・基礎知識編

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父のマンションのリフォームを計画中です。食洗機を入れることにしました。海外で使っていたような食洗機が日本でも設置できるのでしょうか?(2018年8月28日洗剤の箇所を加筆訂正しました)

これまで住んだコンドミニアムには、イタリア製のsmeg、アメリカ製のGEなどいろいろな食洗機がキッチンに最初から設置されていました。いずれもフロントオープン式で幅60㎝でした

jphearts.com

 products.geappliances.com

使っていた食洗機の性能はいずれの機種も特に問題はなかったです。夕食が終わって皿から鍋から全部入れてスイッチのダイアルをぐるり。3時間弱で出来上がります

60㎝フロントオープン式の食洗機が優れている点

カピカピのご飯粒のついた茶わんもちゃんと普通に洗えていました。スイッチポンなので不毛な「お皿洗いは誰がする」論争なんて起こりません。なんて便利でありがたい食洗機!

ボクが食洗機を好きな理由

ボクが海外で使っていた食洗機に対する印象はこんな感じです

  • 家事の負担の軽減
  • 家事をめぐる不公平感の払拭
  • 時短
  • 節水
  • 節電
  • ランニングコスト:意外と安い
  • 性能がいい:ボクの手洗いよりキレイな仕上がり。特に「漂白」と書いていない洗剤でも漂白剤が多少入っているようでキレイ
  • 和食にも対応:ご飯のついた茶碗も問題なく洗える
  • 下洗いはまったく必要ない(食べ残しだけキッチンペーパーで取り去さればOK。むしろ下洗いすると機械の判断が「汚れていないお皿が入った」と狂いがち)
  • 華奢なワイングラスやシャンパングラスでさえ洗える
  • 繊細なグラス系はボクが洗うより安心して任せられる
  • グラスがお店のようにキレイな仕上がり
  • 油にまみれたものでもグラスでもすべて一緒に入れられる
  • 高温での洗浄
  • 幅60㎝と大きいので一日一回食洗機を回せば一挙に皿洗いが完了
  • (冷蔵庫や冷凍庫と異なり)むしろぎゅうぎゅうパンパンに食器を入れた方が能力を発揮する仕組み(但し、食洗機のプロペラの仕組みによっては入れ方に要注意)
  • 食器のみならずザルやら鍋やら調理器具まで洗える
  • もはやキッチンシンクは小さくていい
  • 時間の有効利用:食器洗いの時間を別なことに使える。家族で過ごす時間が増える
  • 健康的:食器洗いをしないのでシンクにかがむ必要がなく腰への負担がない。奥さまの手荒れがなくなった

イメージとしては「洗濯は洗濯機、食器と台所用品は食洗機。ダメなの?」って感覚でした。そもそも海外で住んでいた家には(メイドさんがいた東南アジア以外は洗濯機、冷蔵庫、食洗機が当たり前に設置されていたので、そのまま何も考えずに使ってしまっていました

奥さまにせよ、ボクにせよ、一人で食器をもくもくと洗っているなんて、不公平ですよね。どちらかが洗剤付けて洗って、どちらかが拭くって選択もありますけれど、そんなことしないでボクは食後はゆっくりしたいです、可能なら。奥さまにもくつろいでもらいたいです、出来れば。中高年のボクらはこの先長くないんですから

ちなみにエキスパートが食洗機を推す理由

ポンコツなボクの意見だけでは不安なので、一応専門家の意見もチェックしました

  • 二酸化炭素排出量の削減

食洗機を使用することでCO2も減らせるみたいです

またELLEの記事(2015年7月9日)によると下洗いすることは食洗機の判断が誤るだけでなく、食洗機用洗剤の側からも不都合とのことです。食洗機にはとにかく食器をぶちこみましょう

  • 下洗いは食べかすの細かい粒子と作用する洗剤の酵素の効力が発揮されない
  • 下洗いは水とエネルギーの無駄

www.goodhousekeeping.com

60㎝フロントオープン式の食洗機のちょっと残念な点

しかし、少しは不満もありました

いかんせん音が!ものすごい音が運転中にしていました。日本の小さいマンションには音が反響しそうでちょっと無理です

  • 海外で使っていた機種は運転中音がうるさかった(今、日本で販売されいている機種は、ショールームに確認に行きましたがいずれも非常に静かです)
  • 一日一回食洗機を回すので、食器の数がある程度必要
  • 和食器は入れられないモノが多い(和食器でも食洗機対応商品は今はたくさんあります。インバウンド客層を狙って種類も増えています
  • フッ素樹脂加工の調理器具は基本的には入れられない(一度くらいなら大丈夫)
  • 鋳物製のストウブ(Staub)やル・クルーゼ(Le Creuset)はホーローがはがれる可能性が高い(わずかなホーローのはがれから錆を誘発します)
  • アルマイト処理をしていないアルミ製の鍋・食器は変色する可能性が高い(アルミ製のプリンカップが食洗機内で飛ばされて変色・変形してしまったことがあります)
  • 銅製の鍋や食器も変色する可能性が高い
  • グラス類は置き方に工夫が必要(食洗機で割れたことはないですが、常に割れそうなので置き方は慎重を期します)
  • 洋食器でも「食洗機対応」でない場合は焼き付けがはがれる場合もある
  • 箸は飛んだり折れたりひび割れる可能性もある(日本で販売されている海外製の食洗機はショールームで確認しましたが、今は箸に配慮している印象でした)
  • 使用できる洗剤の制約が大きい(後でもう少し詳しく書きます)
  • (硬水の地域では食洗機本体底の容器に「食洗機用の専門の塩」と「水」を入れる必要がある):日本なのでこれは必要ないです。海外でも軟水の所は必要なかったです

要するに、食器や調理器具にとてもこだわりがある方はあまり使い勝手が良くないかもしれないです、60㎝フロントオープン式の食洗機。しろくま家は問題なく使いこなせていましたが、作家ものの食器などに愛着がある方は無理そうです

また、朝と昼の汚れた食器をそのまま食洗機に放置してあるという心理的な壁も、きれい好きな方にはあるかもしれません

しろくま家はいずれもがポンコツなので「ぜーんぜん大丈夫、気にならない!」のですが、毎日のことなので家族全員が同じ感覚でない場合は海外製食洗機導入はよく考えた方が良さそうです

ボクは基本的にずぼらなので、洗濯機と食洗機に頼りっぱなしでした

でも、洗濯機があっても「手洗いしたい服は丁寧に手で洗う」ように、食洗機があっても「たまには手を掛けて洗う食器を使って食卓を華やかにしてももいい」のではと思っています

「洗濯機」か「洗濯ものは全部手洗い」のどちらかを選ぶということが現実的でないのと同じように、「食洗機」か「食器洗いは全部手洗い」の二者択一でなくても、これからはいいのではって考えています

実際、独立した子ども達を見ていると、一日働いてきて家でも皿洗いなんてもう大変すぎます。でも休日ゆっくりしている時は、ちょっと大切にしている食器も使いたい。その時は、そのお皿だけは手で洗うって感じもありなのでは

 日本製でフロントオープン式の食洗機はリンナイ製

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さて、日本ではどんな食洗機があるのでしょうか。海外で便利に使っていた「幅60㎝」「フロントオープン式」の食洗機はあるのでしょうか

以前はノーリツグループのハーマン社がフロントオープン式の食洗機を作っていましたが、どうやら今現在はリンナイだけが幅45㎝のフロントオープン式の食洗機を扱っているようです

リンナイのパンフレットよると「フロントオープンとスライドオープンを選べるのは、リンナイだけ!」とあるように、フロントオープン方式がウリっぽいです 

リンナイ45㎝フロント―オープン方式食洗機の良い点

 ビッグカメラに実機がありました。思ったより中は大きかったです。そうして価格も海外製品に比べると非常にリーズナブルです

  • 大容量:8人分の食器(朝夕の56点の4人分の食器)
  • 調理器具もセット可能:フライパン、鍋、また板、ざるもOK
  • 上下2回転ノズルで強力な水流
  • 節水(手洗い56点は103リットルに対して食洗機はわずかに12リットル)
  • ランニングコストも大幅削減(手洗い56点が74円に対して42円)
  • 銀イオンやプラズマクラスターを搭載:ニオイ対策も万全

リンナイ45㎝フロント―オープン方式食洗機の注意すべき点

  • フッ素樹脂加工のフライパンは使用できない:リンナイのパンフレットは「フッ素樹脂加工のフライパンはコーティングがはがれる」から入れないようがいいと力説しています。それなのに、パンフレットの食洗機内の写真に「フッ素樹脂加工フライパン」をセットしています。うーん、これ・・・本当に残念。消費者は間違えてしまいそうです

リンナイの45㎝フロントオープン式の食洗機もなかなか良いスペックでした

しかし、これまで使っていた機種が60㎝幅だったので、やはり一日一回回せば済む大きい食洗機を探すことにしました。

というわけで、海外製のフロントオープン方式の食洗機にターゲットを絞って探すことにしました

海外製品フロントオープン方式の食洗機を運転する際のポイントは2つ

f:id:shirokumablog:20180825004350j:plainそもそも、海外製品のフロントオープン方式の食洗機にはいろいろ制約が多く、使用する際は注意すべきポイントがいくつかあります 

このポイントを守らないと故障につながったり、セットした食器や調理器具がいたむ可能性もあります

海外製の食洗機の運転にあたってもっとも注意すべき点は「洗剤」です

使用する洗剤に制約が多い

  • 推奨される食洗機専用の洗剤を使う必要がある:日本で市販されている洗剤のうち「フィニッシュ」が良いとある海外食洗機ショールームで勧められました。しかし「フィニッシュ」は海外で好まれる香りがついていて、日本人の中には「魚臭い」と感じる方もいるようです。他に、「キュキュット」も別の海外食洗機ショールームで「使い勝手良いですよ」と推されました。パウダー式であれば、投入する量を調整できて経済的です。ちなみに海外ではカスケード(Cascade)やパルモーラブ(Palmolive)を使っていました
  • タブレット式の自社製品の食洗機用洗剤を推奨している企業もある:のちに巡った海外製の食洗機ショールームでは、自社製品の洗剤を推奨している企業もありました。タブレット方式はポンと食洗機の洗剤用の穴に入れれば済むので非常に簡単です。「フィニッシュ」でも「パワーキューブ」として売られています。難点は量が調整できないので不経済なこと、価格が高めのことです
  • 海外で市販されいてるオールインワン方式の食洗機用洗剤タブレットは便利:日本のスーパーではあまり見たことがないのですが、(のちに述べる)リンス剤なども入ったオールインワン(All in One) の洗剤もあります。Multi Tablet3in1として売られている場合もあります。白っぽいパウダーの洗剤と青や黄色などの着色されたリンス剤の液が一つにまとまってビニールのようなモノにくるまれています。使用する時はそのままビニールをむかずにポンと洗剤を入れる側に押し込めます。食洗機に入れる前に水に塗れると溶けだしてしまうのでご注意。タブレット方式なので非常に簡単ですが量が調整できずどうしても価格は高めでした
  • 日本で一般的に「食洗機対応」とされているジェル式の洗剤は使わない方がいいとするメーカーが多い:ある海外食洗機ショールームでは、日本製の食洗機は「温水使用(お湯を最初から使用)」することを想定しているのに対して、海外製品は「単なる給水(水を最初から使用してお湯にしていく)」方式なので、洗剤のターゲットとする食洗機の性能そのものが異なるので使用しない方がいいと言われました。しかし、別の海外食洗機ショールームでは、実際に技術スタッフが日本のジェル式洗剤を使ったところ、「粘度が海外食洗機の設定に合わないため、予洗いの段階ですでに日本のジェル式の洗剤はすべて流れ出てしまって本洗いの時には肝心の洗剤が機械の中に残っていなかった」と非常に納得いく説明がありました。しかし、別の海外食洗機ショールームでは「ジェルでもまったく問題ない」とするところもあったので、ジェルに関しては各社解釈が異なるようです
  • 台所用液体洗剤は絶対に使用しない:食洗機から泡があふれます

洗剤のほかにリンス剤が必要な機種がある

  • 海外製品では仕上げ剤として基本的にリンス剤が必要:リンス剤の主たる役割は「水垢をふせぐ」「水が水滴になって落ちやすい」「カルキ除去」のためです。だいたいは非イオン界面活性剤が入っています。このリンス剤が働いてくれるので、ガラスに白い水垢も残らないですし、食器の表面の水がすーっと落ちてカラッと仕上がります。また食洗機内も水滴が落ちやすくなります。リンス剤がないと、仕上がりがべちょべちょしがちです。
  • リンス剤の投入方法:毎回投入する必要はなく、たいていは洗剤の容器の隣に投入口があります。投入口からリンス剤が見えなくなったら追加します。もちろん、リンス剤を入れなくても食洗機を動かすことは可能です。しかし、べちょべちょせずカラリと仕上げるのが食洗機の良さなので、リンス剤を使った方が食洗機の本来の力を発揮させることになるようです。
  • リンス剤の成分:リンス剤が口にはいることに抵抗を感じる方がいらっしゃるかもしれないです。ちなみに、「フィニッシュ」の場合、リンス剤の成分の詳細はウエブサイトから確認できます

www.finishinfo.jp

まとめに代えて:大型食洗機の導入が日本を救う?!

今や日本では海外製家電の輸入の70%が食洗機だとショールームで教えてもらいました

確かに海外製の食洗機はまだまだぜいたく品のイメージがあります。確かに初期費用は高いです

でも、TEDでハンス・ロスリングが

洗濯機の家庭への導入が母を解放した。母自身も読書の時間をもてた。そうしてボクを図書館に連れて行ってくれた。それが今のボクのキャリアを作った」

と言っていたように、おおげさにとらえれば、大型食洗機の導入が今後の日本社会の問題解決に貢献できる可能性があるのではないかとも感じています。何しろ人口が減少して労働力の確保が必要なのです。お皿洗っている場合じゃないです。

 

父のマンションリフォームに向けて、海外製の幅60㎝フロントオープン式の食洗機探しがいよいよ始まりました。ってことで、ショールーム巡りをしたので、それはまたいずれ記事にしていきます

サムソンもフロントオープン式の食洗機を出していて海外で非常に売れています。日本のメーカーも積極的に作れば売れるだろうに、残念だなぁ

www.shirokumablog-renovation.com