建築大好きオジサンの覚書

55才からの迷わないマンションリフォーム

サンワカンパニーの建材を施主が発注するメリット・デメリット

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サンワカンパニーの建材や設備を施主が注文する際のメリット・デメリットについて書きます   

インテリアスタイリスト石井佳苗さんのセミナーに参加しましたが、その会場がサンワカンパニー (Sanwa Company)でした。

 サンワカンパニーはイタリア駐在豊富な元商社マンが継いだ会社

そもそもサンワカンパニーとはどういう会社なのでしょう。

サンワカンパニーには建材や建築資材の会社です。キッチンや洗面台、洗面ボウル、お風呂、床材、タイル、ガラス、アイアン、ドア、建具、エクステリアなどなど、さまざまなマテリアルを扱っています。

ボクがサンワカンパニーを知ったのはテレ東のビジネスサテライトでした。あの有名なミラノ・サローネ「国際家具見本市」で2018年、日本企業として初めて「もっとも優れた展示をした企業」としてアワードをゲットしたというニュースでした

ミラノ・サローネ(インターナショナル・サローネ・デル・モービレ)といえば、かの有名な佐藤オオキのnendoが2003年に若手デザイナーの登竜門として知られるサローネ・サテリテに出展して、大好評を博したところではありませんか。

今や35万人以上の方が訪れるという世界規模の家具見本市ミラノ・サローネ、日本からはこれまで、パナソニック、キャノン、東芝、LIXIL、TOTO、LEXUS、シチズン時計、アイシン精機、AGC旭硝子、凸版印刷、他に深澤直人など、そうそうたる企業やデザイナーが出品する国際見本市です。ここでアワードをゲットしたとは、すごい企業ですよね

テレ東の番組では、サンワカンパニーの若い社長さんがインタビューに応じていました。もともとイタリア駐在の商社マンだったこと、社長をされていた御父上の体調が悪化して一時帰国して、会社を託されたことなど語っていらっしゃいました。テレ東のインタビューの中でも流暢なイタリア語をあやつっている姿が放映されていました。

ミラノサローネ凱旋展開催中@外苑前のショールーム

サンワカンパニーの設備を使う予定がなくても、ショールームに行くことをおススメします。ゆったりしたスペースに置かれたキッチンや洗面台を見るだけでもリフォームの参考になりました。

外苑前の駅のほぼ真上、神宮前球場とは反対方向に出てすぐ、かっこいい黒いショールームが見えます。ここが最近話題のサンワカンパニーの社屋兼ショールームです

ボクはサンワカンパニーも回し者でも何でもないのですが、今ちょうど(2018年7月31日から10月28日まで)ショールームでミラノサローネ2018凱旋展を開催しています。ショールームの1階の奥のスペースで、もちろん無料です。時間は10時から18時まで。展示のタイトルは “The Impact of Compact” とは、カッコいいですね!

展示では、ヨーロッパで人気を博したコンパクトなキッチンやデスクがは8つ並んでいました。テレ東の番組でも、フランスのバイヤーが「パリの街中の小さな住居には、このコンパクトさがいいわ!」と絶賛していた、あのキッチンもしっかりありました。

サンワカンパニーのウエブサイトから見られるデザイナーたちのインタビューによると、小さなキッチンはオフィスやロフトなどでも使うことを設定しているようです。

スッキリした稼働性の高いキッチンは、日本の障子やふすまからインスピレーションを得たそうです。「引越先にも持っていかれる」「壁にも掛けられる」のがポイントです。実際の展示もそうなっていました

8月から10月にかけてはミラノサローネで他にも賞をとった専門家の講演も開かれるようです。この凱旋展、人が少ない印象だったのが、とても残念でした。ミラノの風を感じたい方は是非!

サンワカンパニーのサイトの「クレーム公開」は役立つ

ネットサーフィンすると、サンワカンパニーの製品にネガティブな意見も結構ヒットしてきます。「商品に信頼性がない」とか「施工会社に勧められなかった」とか。施主としては、こういう記述は気になります

実はサンワカンパニーのサイトには、「クレーム公開」というページがあります。自社がクレームを自ら公開するとは、自信のほどがうかがい知れます。全部のクレーム事象を読んでみたのですが、以下の3点にクレームは分かれるようでした

  • 製品の施工に問題(例:設置の手順の間違い、説明書通りに設置していない等)
  • 製品の使用方法に問題(例:モップを洗面台で洗う、使用する洗剤を間違う等)
  • 製品に問題(例:現地企業の梱包方法、無垢材のカビ等)

サンワカンパニーの場合、施主が建材を直接オンラインで購入できる為、現場に部材が到着して初めて問題に気づくケースが多々ある印象でした

クレームの内容を読むと、サンワカンパニーの製品の仕様のみならず、一般的なリフォームを考えている施主にとても勉強になりました。例えば、こんな点に注意した方がいいと分かりました

  • 食洗器は普通の食器洗い用洗剤を使ってはいけない
  • もらい錆は簡単にできてしまう。換気にも注意
  • トイレの床はタイルか塩ビがおススメ。無垢材はNG

日本の慣習とは一線を画すサンワカンパニーの商材の売り方

サンワカンパニーの商材の売り方は、日本の商慣習にのっとらず、基本的に施主であろうと施工者であろうと誰でも平等にオンラインで注文できて、同じ価格で入手できます。

ただ、どんなに小さい部品であっても、オンライン注文なので、すべてに送料が個別に掛かります。

オンライン発注で誰に対しても同一価格というシステムは、従来の建材・設備メーカーとは全くスタンスが違います。

要するに、工事関係者は利益を上乗せしにくいため、「品質が悪い」「保証できない」などと悪口を言われている印象も受けました

一部の建材や設備をサンワカンパニー製にするなら「施主支給」でどうにか対応もできそうです。しかし、すべての設備をサンワカンパニーで発注するとなれば、当然、施工者側の計算式が変わってくるのもやむを得ないというものでしょう

今回、ショールームのスタッフに案内も頼んだのですが、オンライン注文ということもあって、説明や提案は細かく、的確でした。

 サンワカンパニーを施主が発注するメリット・デメリット

素人しろくまダンナ的にウエブサイトやネットサーフィンをして気づいた点やショールームを案内して頂いて思ったことをまとめました。(*あくまで個人の印象です)

特にメリットだと感じたのは、

  • 明朗会計
  • スタイルがヨーロッパ風で新鮮、おしゃれ、スタイリッシュ
  • 日本の企業にはないマテリアル(大理石の天板など)
  • 日本の企業にはないセット(陶器洗面ボウルの洗面台など)
  • 外国人に受ける柄(金魚の柄の洗面ボウルなど)
  • ヨーロッパで普及している製品(タオルウォーマーなど)
  • ショールームですぐに見積を出してくれる

デメリットと思ったのは

  • 施工会社が利益が出にくくて取り扱いをしぶる
  • オンラインでの購入が基本のため品質にばらつきがある
  • 部品であっても個別にすべて送料が掛かる
  • 施工者が施工説明書をよく読み込む必要がある
  • 施工後の不具合は施主側が常にフォローアップする必要がある

要するに、施主側が主体的にチェックを続ける姿勢が求められるのかなと思いました。でも、それは日本以外の国だと、リフォームの時の常識のような気もします

オマケ情報:サンワカンパニーショールーム横のコーヒーショップ

ショールームには、入り口すぐの左側にはStreamer Coffee Companyというオシャレなコーヒーショップもあります。コーヒーの味にはとても満足しました

ちょっと残念だったのはレモン風味のパウンドケーキだけで軽食の種類が少なかったこと。ウエットティッシュすらなかったです。

しろくま奥さまが困っていたので、フォークは貸してもらえましたが、どうやら「フォークは1本しかない」様子でボクは借りられませんでした。紙皿がなくてもいいのですが、厚手のぺーパーくらいあると食べやすかったなぁ。

でもそういうところも含めてヨーロッパ風かもしれませんね